医療従事者は病気の治療といった命に関わる仕事に携わるため、清潔感といった印象が大切です。しかし10代や20代の新人看護師は、オシャレを楽しみたい気持ちもあるでしょう。髪色を変える時は、自己判断で染めてしまわず、まずは、病院で決められているルールを確認するようにしましょう。新人看護師であれば、仕事に慣れるまでは地毛をおすすめします。明るすぎる髪色は患者や先輩看護師からあまり良い印象を持たれず、陰口の的になってしまうこともあるからです。
ヘアカラーリング・レベルスケールをご存じでしょうか。黒に近い色味のレベル5から明るい色味のレベル15までカラーリングの色を11段階に分けています。多くの企業がこのヘアカラーリング・レベルスケールを基準に社員の髪色をルール化しています。航空会社はじめ信用を大切にしている企業は、カラーレベル6まで、銀行、病院、ホテルはレベル7までを採用しているところが多くあります。カラーレベル7であっても、緑や青、紫は暗い色味で派手さが少ない印象です。ベージュ系や黄色、オレンジは明るい印象を受けます。時間が経つと色が抜け、金髪になることがあるので、どんな色に染めるかも気にかけたいところです。グレーがかったくすんだ色味のアッシュやグリーンが混ざったブランカラーのマットは、落ち着いた印象ながら自然な透明感が出るので人気です。男性看護師が髪色を変えてしまうと、どんなに落ち着いた色味であっても患者から良い印象を持たれないことが多くあります。男性看護師が髪色を変えることはおすすめしません。一生懸命仕事をしていても、印象が悪いせいで仕事の評価まで下がってしまう可能性があります。